works - 施工事例

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桜ケ丘の家

桜ケ丘の家(外観) 丘の上の傾斜地に建つ住宅です。
初めてこの地を訪れた時、眼下に広がる町並みの景色に圧倒されました。
この素晴らしい景色を如何に生かすのか、また同時に如何に深い安息のある守られた居場所とするのか。
そんなことに思いを巡らすところから設計を始めました。
ここで、どのうように在りたいかという思いに忠実な、確かな居場所とは。
折り重なった屋根が場の重なりを生み出し、場と場の関係が家の奥行きにつながるような、柔らかい光と影に包まれた、深みのある家にしたい。
そのような思いから生まれました。

所在:東京都多摩市
構造:RC+木造
敷地面積:175.06u
延べ床面積:98.15u
外壁:モルタルの上アクリルリシン吹付
内壁:砂ジックイ 床:ヒノキ

建て主のMさんからのメッセージ

雑誌で見たある家がきっかけとなって熊澤さんを知り、雑誌の対談等を読んでいくうちにぜひお会いしてみようということになりました。
最初お会いした時は、ごく普通の話しやすい女性という感じで、『建築家』という印象はなく(ごめんなさい)、ずいぶん細かな希望までとりとめもなく話したかと思います。後になって、「きちんと伝わったかな」と心配しましたが、実際プランが出てきたときには驚きました。
 こちらの大事なコンセプトを正確に理解し、それが確実にプランに反映されていました。すなわち、『この土地に立って感じる気持ちよさを家の中に取り入れ、まわりの街並とも調和するような家を作ってもらいたい』。そして『人の集まるところが居心地のよい家にしたい』ということ。気持ちの良い眺望が、リビングからダイニングから、存分に生きるように設計され、外観はほっとするような佇まいの家がすぐに想像できるものでした。  その後数々の変更もありましたが、自分たちの価値観や感性を理解してもらい、時には思い切って彼女に任せたことが、結果として私たちの、そして訪れる人の居心地の良い家になったことは、とても感謝しています。
 住み始めてもうすぐ1年経ちますが、四季折々それぞれに心地よく、空や光の表情を感じ、朝夕の変化を味わい、生活への細やかな配慮にあふれた家での暮らしを日々楽しんでいます。